<茨城県>健康づくり後押し 神栖市・マイレージ事業

市民主体の健康づくりを応援する神栖市の「健康マイレージ」事業の応募数が、4年前のスタートから着実に増え続けている。市が掲げる健康診断受診などの健康目標を達成した市民が応募でき、抽選で景品が当選するもの。同市の健康寿命を含む市民の健康状況データが県内で最低水準であることもあり、市健康増進課は「応募が増え、市民の健康づくりへの意識が向上してきている。ほかの啓発事業と合わせて関心を高めていきたい」と話す。 (行方支局・三次豪)

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茨城新聞

健康づくり後押し 神栖市・マイレージ事業

15年度は1445人

同事業は2012年に始まり(1)健康診断受診(2)がん検診受診(3)歯の検診受診(4)健康づくりに関する事業に参加(5)個人目標を立てて3カ月以上取り組む-の五つの目標のうち三つ以上達成すると応募でき、抽選で1000人に景品が当たる。初年度の応募数はわずか300人程度だったが、15年度は14年度に比べ323人増の1445人に。景品はコードレス掃除機やノンフライ熱風オーブンなど多彩で、健康づくりへの意識向上に一役買っている。景品は市の購入のほか、協賛企業の提供も多い。本年度は協賛企業が14団体あった。

悪いデータ

同市が「健康都市宣言」を制定し、健康増進事業に特に力を入れるのには理由がある。同市の健康寿命(自立した生活が営める期間)は男性が県内ワースト、女性が同2位(11年県健康寿命に関する調査研究報告書)。平均寿命も男性が77・9歳でワースト3位、女性が85歳で同2位(10年国勢調査)と低迷している。死亡原因の疾病別順位も脳血管疾病、脳梗塞とも男女でワースト。さらに急性心筋梗塞も男性がワースト(12年県市町村別健康指標)など、市民の健康データが非常に悪いためだ。同課は「企業が多く単身男性が多いことや、塩分を多く取る地域性などが背景にある」と推察する。ほかにも、筑波大と共同で「生活習慣病予防対策に関する疫学研究」を実施し、住民健診の尿検査と連動した市民の塩分量調査を行い、食塩摂取の実態調査も進めている。

継続が重要

「自分の体を見詰め直すきっかけになる。特典もうれしいし、健診などもっときちんと受けようという気持ちになる。もっとアピールした方がいい」。同課窓口に、当選した折り畳み自転車を受け取りに来た市内の女性は笑顔で話す。同事業は、市民の健康データにすぐに結果として反映されるものではなく、いかに継続して応募者や健診などの受診者を高めていくかが重要。同課は「今後、応募者を増やし、食事制限や運動など具体的な行動に移る人をいかに増やしいくかが大事。今は目標五つの中で自己申告制だが、さらに個人個人に絞って目標に達していけるように考えていきたい」と話す。
栄養を取る

神栖市の健康増進事業

「健康マイレージ」のほか、健診前の時期に商業施設などで血管年齢、脳年齢などを測定するイベント「まちかど健康チェック」や、小中学生向けの「健康づくり」ポスター事業などがある。

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かみす健康マイレージ

神栖市は,生活習慣病を死亡原因とする割合が,国や県と比較して高い状況です。これは努力次第で下げられるものです。市は,平成24年度を「健康づくり元年」とし,市民の皆さんが健康で明るい生活を送れるように,いろいろなお手伝いをしていきます。



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