大人の虫歯・子どもの虫歯 – 歯・口腔の健康シリーズ

大人の虫歯・子どもの虫歯 - ほけんだよりプラス - 歯・口腔の健康シリーズ
学校健診で最も多い疾病がむし歯です。生えてから間もない歯は弱く、また甘い飲食物を好むことが多ので、子供はむし歯になりやすいことで知られます。子供のむし歯は減少を続けていますが地域格差が存在します。子供のむし歯の多くは奥歯の溝から発生します。この予防には溝を埋めるシーラントやフッ化物の利用が有効です。成人の9割以上がむし歯の罹患経験を有しています。40歳以上の年齢においても常に約4割はむし歯が原因で歯が抜かれています。大人のむし歯はその特徴から、歯の根面のむし歯・歯の詰め物の裏側のむし歯・子供と同様のむし歯に分けられます。

大人のむし歯の特徴

大人の歯科保健対策といえば歯周病と受け取られがちですが、大人でもむし歯の発生は頻繁に見られます。大人のむし歯は特徴で分けると下記のように3種類存在しますが、原因については子供と同様です。

  1. 子供と同様に歯の溝や歯と歯の間・歯ぐきに接する部分などから発生するむし歯が挙げられます。
  2. むし歯の治療に用いた詰め物の裏側のむし歯が挙げられます。このむし歯はもともと歯の治療がしてあるため、より歯の奥深くに進行することが多く、神経に達するむし歯の原因となります。また歯の神経を抜いた歯の場合、むし歯の痛みが分からずに気がつくのが遅くなる傾向にあります。
  3. 歯周病により歯の根面が露出した部分に発生するむし歯が挙げられます。根面は、通常の歯の表面にあるエナメル質とは異なり、より硬度の低い象牙質により覆われています。歯を多く有する高齢者でしばしば発生します。奥歯での発生は見つかりにくいため、気づくのが遅くなりがちです。全身的な活動能力の低下や薬物の服用により、唾液が減少した高齢者では根面のむし歯が多発することがあります。

子どものむし歯の特徴

子供はむし歯になりやすいことで知られます。その理由のひとつが、生えて間もない歯は十分に硬くなっておらず、石灰化が完全にすすむまでに生えてから2~4年かかるからです。また、砂糖を含んだ飲料やお菓子を好むことも要因として挙げられます。乳歯のむし歯に特徴的な要因としては、哺乳瓶にジュースを入れて与えること、卒乳時期が遅いこと、保護者による歯みがきの開始時期が遅いこと、フッ化物配合歯磨剤の利用開始時期が遅いことなどが挙げられます。学齢期の永久歯のむし歯に特徴的な要因としては、子供が自分で歯みがきを行う場合、奥歯や新しく生えた歯で磨き残しが出来ることが挙げられます。子供に発生するむし歯の8割以上が、歯ブラシの届かない臼歯の溝(小窩裂溝)から発生しているという報告があり、予防には、歯科医院での小窩裂溝を埋めるシーラント、フッ化物の利用が特に重要になります。また砂糖を含んだ飲食物をだらだらと食べないこと、寝る前の2時間以内の飲食を控えることや十分な歯みがきも大切です。

虫歯 – 歯・口腔の健康シリーズ



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