クリミア・コンゴ出血熱 – 学校で予防すべき感染症シリーズ

クリミア・コンゴ出血熱は、感染症法により一類感染症に分類されている重症ウイルス性出血熱で、アフリカ、中近東、旧ソ連、東欧、中央アジア地域などでの発生があり、アメリカ大陸には存在しません。クリミア・コンゴ出血熱は、エボラ出血熱、マールブルグ出血熱、ラッサ熱とともにウイルス性出血熱4疾患のひとつです。クリミア・コンゴ出血熱は、学校保健安全法施行規則で第一種の感染症に分類され、出席停止の基準は「治癒するまで」です。 クリミア・コンゴ出血熱の原因 クリミア・コンゴ出血熱の病原体は、クリミア ・ コンゴ出血熱ウイルスです。接触感染します。自然界での宿主は家禽類、野生哺乳類。解体等での接触、媒介動物であるダニにかまれること、患者の血液、体液など…