伝染性紅斑 – 学校で予防すべき感染症シリーズ

かぜ様症状の後に、顔面、頬部(きょうぶ)に蝶のような形あるいは平手打ち様といわれる紅斑がみられます。ほほの真っ赤な発しんの状態から、りんご(りんごのほっぺ)病とも呼ばれています。学童に好発します。伝染性紅斑は、学校保健安全法施行規則でその他の感染症に分類されています。 伝染性紅斑の症状 伝染性紅斑は、かぜ様症状と、引き続きみられる顔面の紅斑が特徴です。発しんは両側の頬と四肢伸側にレース状、網目状の紅斑として出現します。 一旦消失しても再発することがあります。合併症として重症の溶血性貧血や、妊婦が感染した場合には胎児が胎児水腫を発症する場合がありますが、胎児感染があっても、それによる先天奇形は生じないと言われています。有効な治療薬はな…