溶連菌感染症 – 学校で予防すべき感染症シリーズ

溶連菌感染症は、A群溶血性レンサ球菌が原因となる感染症です。 扁桃炎などの上気道感染症、皮膚感染症、猩紅熱(しょうこうねつ)などが主な疾患です。 特に注意すべき点は、本症がいろいろな症状を呈すること、合併症として発症数週間後にリウマチ熱、腎炎を起こすことです。 そのため、全身症状が強いときは安静にし、確実な抗菌薬治療を受け、経過を観察する必要があります。溶連菌感染症は、学校保健安全法施行規則でその他の感染症に分類されています。 溶連菌感染症の症状 溶連菌感染症の上気道感染では発熱と咽頭痛、咽頭扁桃の腫脹(しゅちょう)や化膿、リンパ節炎。治療が不十分な場合は、リウマチ熱や急性糸球体腎炎を併発する場合があります。 溶連菌感染症の原因 溶…