とびひ(伝染性膿痂疹) – 学校で予防すべき感染症シリーズ

とびひ(伝染性膿痂疹、でんせんせいのうかしん)は、ブドウ球菌などの皮膚感染によって、紅斑、水疱、びらん及び厚い痂皮(かひ)ができる疾患です。夏期に多く、乳幼児に好発します。とびひは、学校保健安全法施行規則でその他の感染症に分類されています。 とびひ(伝染性膿痂疹)の症状 とびひの病原体は、主として黄色ブドウ球菌やA群溶血性レンサ球菌です。接触感染で伝染します。痂皮にも感染性が残っています。 とびひ(伝染性膿痂疹)の原因 紅斑を伴う水疱や膿疱が破れてびらん、痂皮をつくります。かゆみを伴うことがあり、病巣は擦過部に広がります。ブドウ球菌によるものは水疱をつくりやすく、A群溶血性レンサ球菌は痂皮ができやすいです。病巣が広がると外用薬、更に…