ふうしん(風疹) – 学校で予防すべき感染症シリーズ

ピンク色の発しん、発熱、リンパ節の腫脹と圧痛を訴える疾患です。 脳炎、血小板減少性紫斑病、関節炎などの合併症がみられることがあり、特に妊娠早期の妊婦がかかると出生児に先天性風しん症候群と呼ばれる先天異常が高い頻度で発生します。春の流行が多くなっていますが、秋から冬にかけてみられることもあります。 流行期は5〜15歳に多かったのですが、現在は、ワクチン未接種の成人を中心とした流行や、妊婦の感染も報告され、その結果として先天性風しん症候群の発生も報告されています。 風しんは、学校保健安全法施行規則で第二種の感染症に分類されています。 ふうしん(風疹)の症状 発熱と同時に発しんに気付く疾患。発熱は麻しんほど顕著ではありませんが、バラ色の発…