髄膜炎菌性髄膜炎 – 学校で予防すべき感染症シリーズ
髄膜炎菌による細菌性髄膜炎で、発熱、頭痛、嘔吐を主症状とする疾患。抗菌薬の発達した現在においても、発症した場合は後遺症や死の危険性があります。
アフリカ諸国などでは流行的に、先進国でも散発的に発生し、2011年には日本でも高校生の寮で集団発生し、1名が死亡しました。
乳幼児期、思春期に好発します。髄膜炎菌性髄膜炎は、学校保健安全法施行規則で第二種の感染症に分類されています。
髄膜炎菌性髄膜炎の症状
発熱、頭痛、意識障害、嘔吐。時に劇症型感染症があり、急速に進行します。致命率は10%、回復した場合でも10〜20%に難聴、まひ、てんかんなどの後遺症が残ります。
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髄膜炎菌性髄膜炎の原因
髄膜炎菌のグラム染色像(出典:国立感染症研究所)
髄膜炎菌性髄膜炎の予防
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患者と、家庭内や幼稚園等での接触、キス、歯ブラシや食事用具の共有による唾液の接触、同じ住居でしばしば寝食を共にした人は、患者が診断を受けた 24 時間以内に抗菌薬の予防投与を受けることが推奨されます。
登校(園)の基準
症状により学校医やその他の医師において感染のおそれがないと認められるまで出席停止となります。
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