治療が必要な子どものお漏らし―昼間尿失禁 ためらわず小児科を受診
出典:時事メディカル – 治療が必要な子どものお漏らし―昼間尿失禁 ためらわず小児科を受診
昼間の「お漏らし」が5歳を過ぎても続く場合は、昼間尿失禁という病気が疑われる。治療が遅れると、小学校入学後に友達ができない、いじめの対象になるかもしれないなどの不安が出てくる。関西医科大学付属病院(大阪府枚方市)小児科診療部長の金子一成教授は「定時排尿指導やぼうこうのトレーニングなどで治ります。ためらわずに小児科を受診してください」と呼び掛ける。
- 幼い子どもが尿意を認識して「おしっこ」と言うようになるのは2歳半~3歳で、5歳までには自分で排尿をコントロールする機能が確立するといわれている。
- 5歳を過ぎても昼間の覚醒中に尿漏れがある場合を昼間尿失禁といい、治療が必要になる。
- 「昼間尿失禁の原因は、過活動ぼうこうであると考えられるようになってきた。
- ぼうこうは尿を一時的にためておく臓器で、その周囲の筋肉(排尿筋)は普段は尿をためやすいように緩んでいます。
- 尿がたまり排尿可能な状況になると排尿筋が収縮するのですが、子どもの過活動ぼうこうではその機能が未発達のため、突然強い尿意(尿意切迫感)を感じ、我慢できずにお漏らしをしてしまう。
- 国内の調査では、小学生の10~20%に過活動ぼうこうが認められるとの報告がある。
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