職業選択で初めて自覚も…「色覚障害」早期発見の必要性、指摘の声
出典:西日本新聞 – 職業選択で初めて自覚も…「色覚障害」早期発見の必要性、指摘の声
赤と緑、赤と黒、水色とピンクなど、特定の組み合わせの色が見分けにくい色覚障害(医学用語では「色覚異常」)。かつては小学校で色覚検査を行っていたが、2003年に健康診断の必須項目から削除された。このため自覚しないまま成長し、進路を選ぶ段階になってから、自衛官や消防士など色覚に関して採用制限がある職業を選べない現実に直面するという事例も表面化しており、早期発見の必要性が指摘されている。
- 色覚障害は、錐体細胞が機能しないことに起因。
- 錐体細胞にはMの他、赤を識別するL、青を識別するSもある。
- 日本では男性の20人に1人、女性で500人に1人とされる。
- 簡易検査表を使った学校での色覚検査は1958年に義務化されたが、色覚障害は染色体異常に基づくため「差別につながる」として、2003年からしなくてもよくなった。
- 現在、小学校では要望に応じて養護教諭が簡易検査を行い、問題があれば専門医の受診を勧めている。
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