貧血を軽視しないで 深刻な症状が表れる場合も
出典:時事メディカル – 貧血を軽視しないで 深刻な症状が表れる場合も
血液中の赤血球に含まれる酸素の運搬役であるヘモグロビンの量が減ることで発症する貧血。日本は先進国の中で発症例が多いといわれるが、その危険性に対する認識は十分ではない。貧血外来の看板を掲げるナビタスクリニック新宿(東京都新宿区)の濱木珠恵院長は「貧血になると酸欠状態が続き、代謝が低下します。深刻な症状が表れる例もあるため、軽く考えずにきちんと治すことが大切です」と指摘する。
- 成人男性でヘモグロビン値が13g/dL未満、成人女性は12g/dL未満、妊婦や幼児では11g/dLの場合に貧血と判断される。
- 貧血には幾つかの種類があるが、国内で最も多いのは、ヘモグロビンを作るために必要な鉄分が不足する鉄欠乏性貧血。
- 鉄分不足になる原因には、バランスの悪い食事やダイエットなどによる摂取不足、成長期や周産期、授乳期における需要の増加、月経やけが、潰瘍やがんなどによる出血の三つがある。
- スポーツで大量の汗とともに鉄分が排出されて、それが原因になることもある。
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