帯状疱疹(たいじょうほうしん) – 学校で予防すべき感染症シリーズ
帯状疱疹は、免疫状態が低下したときに、神経節に潜伏していた水痘・帯状疱疹ウイルスが再活性化することで発症します。小児でも発症することがあります。
帯状疱疹は、学校保健安全法施行規則でその他の感染症に分類されています。
帯状疱疹の症状
帯状疱疹の主な症状として、潜伏していた神経に一致した領域に、丘しん、小水疱が帯状に群がって出現します。神経痛、刺激感を訴えます。成人では痛みが強く、小児ではかゆみを訴える場合が多くなります。治療は抗ウイルス薬を使用します。
帯状疱疹の予防
海外では高齢者に帯状疱疹予防ワクチン(水痘ワクチン)が使用されていますが、我が国では帯状疱疹用としては未承認です。
帯状疱疹の原因
帯状疱疹の原因は水痘・帯状疱疹ウイルスで、接触感染によって伝染します。飛沫感染はありませんが、水疱が形成されている期間は感染力があります。
登校(園)の基準
全ての発しんが痂皮化するまでは感染力がありますが、水痘ほど感染力は強くなく、水痘のような空気感染・飛沫感染はありません。病変部が適切に保護してあれば接触感染を防げるため、登校(園)は可能です。ただし、保育所・幼稚園では、免疫のない児が帯状疱疹患者に接触すると水痘にり患しやすいため、感染者は全ての皮疹が痂皮化するまでは他の保育児と接触しないことが大切です。また、水痘が重症化する免疫不全宿主(水痘ワクチン接種を受けておらず、白血病や免疫抑制剤で治療中の者)がいる場合には、感染予防に対する細心の注意が必要です。
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