第6回 新たな年を迎えて~SMAP解散の話題から
スクウェル読者の皆様には、それぞれかけがえのない新たな暦を刻み始められたこととお慶び申し上げます。本年もよろしくお願いいたします。
さて、昨年末、国民的アイドルグループとしてひとつの時代を築き上げてきたSMAPが惜しまれながら解散しました。マスコミの報道だけでなく、ツイッターなどSNSでも多くの情報が発信されています。何が真実かはわかりませんが、多くの画策奔走にもかかわらず、ファンが望むようなメンバー揃ってのフィナーレ演出はありませんでした。もっとも、メディアに踊らされた虚構の演出を見せられても後味はよくありません。その分、現状のメンバーの関係性を正直に表した幕引きだったのかもしれません。「真相は藪の中」という表現がふさわしいかもしれません。
今回と次回のIBI研では、SMAPに絡めた用語を2つ紹介したいと思います。
ひとつは、真相は藪の中に関連した、「羅生門的現実」です。
もうひとつは、対人援助において重要となるパートナーシップを築くためのジョイニング技法として使える「スマップネタ」についてです。(ジョイニング〈joining〉とは、相手に受け入れてもらい援助関係を作ることを言います)
「羅生門的現実」と「スマップネタ」の2つの用語間には、直接的な関連性はありません。しかし、前回に紹介した「限界曲線と有効曲線」もそうでしたが、このコーナーで取り上げてきた解決志向アプローチについて理解を深め、実際の臨床でこれを使うためには、この2つの用語も知っておくと必ず役に立ちます。
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