耳かきのやり過ぎは禁物 聴力低下も-外耳道真菌症
出典:時事メディカル – 耳かきのやり過ぎは禁物 聴力低下も-外耳道真菌症
世間には、耳かきが大好きで常習化している人が意外に多い。耳かきをしないと耳の中がむずむずしてかゆいというが、そのかゆみは耳あかのせいではなく、カビが繁殖して起こる外耳道真菌症の症状かもしれない。自治医科大学付属さいたま医療センター(さいたま市)耳鼻咽喉科の吉田尚弘教授は「外耳道真菌症は耳かきが好きな人に起こりやすいので注意してください」と呼び掛ける。
- 外耳道真菌症は、耳の入り口から鼓膜までの外耳道に真菌が感染し繁殖する病気で、強いかゆみや耳だれを伴う。
- ひとたび発症すると、治るまでに時間がかかる。
- 外耳道真菌症を起こすのは、空気中に当たり前に存在するアスペルギルスやカンジタといった真菌が多い。
- 皮膚には、環境を良好に保ち菌の増殖を抑える自浄作用と、異物の侵入を防ぐバリアー機能が備わっている。
- 真菌が皮膚に付いても通常は繁殖しない。ところが、耳かきで皮膚が傷つき炎症が起こると、自浄作用とバリアー機能が低下し真菌が繁殖しやすくなってしまうのだという。
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