脳の毛細血管が異常に発達 もやもや病 最も多いのは10歳以下の子ども
出典:時事メディカル – 脳の毛細血管が異常に発達 もやもや病 最も多いのは10歳以下の子ども
脳内の血液の流れが悪くなり、頭痛や言語障害、意識障害のほかに、脳梗塞や脳出血を引き起こすこともある「もやもや病」。発症原因は明らかではないが、患者数は人口10万人当たり6~10人程度いるとされ、10歳以下の子どもに最も多く、成人では30~40代で多く発症する。厚生労働省の指定難病でもあるこの病気について、湘南慶育病院(神奈川県藤沢市)の鈴木則宏院長に聞いた。
- もやもや病は日本で発見された病気。
- 脳の画像検査で細かい血管がもやもやと煙が立ち上るように見えることから、こう名付けられた。
- 脳に血液を送る内頸(ないけい)動脈という2本の太い血管の先端部が閉塞(へいそく)して血流が悪くなり、血流不足を補うために太い血管から枝分かれして新たな毛細血管が作られる。
- 異常に発達した「もやもや血管」は細くなって閉塞するため、血流不足を起こしたり(虚血型もやもや病)、破れて出血したり(出血型もやもや病)して、さまざまな症状を現す。
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