単純ヘルペス感染症 – 学校で予防すべき感染症シリーズ


単純ヘルペスウイルスは1型と2型があり、口唇ヘルペス、歯肉口内炎、性器ヘルペス、新生児ヘルペスなど、軽症から重症まで様々な病状を呈します。単純ヘルペス感染症は、学校保健安全法施行規則でその他の感染症に分類されています。

性器ヘルペスウイルス感染症(HSV)は古くからヒトに蔓延しているウイルスで、感染様式は大きく2分されます。1)幼少期に周囲のHSV感染者から唾液等を通じて感染し、口内や口唇その他上半身に水疱・潰瘍を生じます。2)一方、思春期以降、性行為によって性器に感染し、病変を形成します。1)の様式で感染する者は多く、生活環境によっても異なりますが、集団の感染率は通常、成人するまでに50~80%に達します。2)の場合の性感染症(STD;sexually transmitted disease)としての病態が性器ヘルペスです。HSVには2 種類の型があり、口、手指等の上半身に感染するのは主に1型(HSV‐1)、性器等の下半身に感染するのは主に2型(HSV‐2)ですが、この棲み分けは厳密なものではなく、性器ヘルペスの病変からも、口唇性交等によって感染したHSV‐1が多数分離されています。

単純ヘルペス感染症の症状

歯肉口内炎、口周囲の水疱、アトピー性皮膚炎を持つ児ではカポジ水痘様発しん症(全身に水疱が多発)に発展など。治療は、内服、静注、軟膏の抗ウイルス薬等を使用します。

単純ヘルペス感染症の原因

細菌のイラスト
原因は、単純ヘルペスウイルス1型および2型。水疱内にあるウイルスの接触感染で伝染します。潜伏し、再活性化することもあります。

単純ヘルペス感染症の予防

伝染性紅斑の予防
ワクチンはありません。

登校(園)の基準

口唇ヘルペス・歯肉口内炎のみであれば、マスクなどをして登校(園)が可能です。発熱や全身性の水疱がある場合は欠席して治療が望ましい。
子どもたちのイラスト



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