一目でわかる!!感染症カレンダー
私たちの身の回りには、実は一年中注意すべき感染症がいっぱい!
手洗いは「感染予防」の第1歩です!!
一目でわかる!?感染症カレンダー
多くの感染症には、流行する季節(月)があります。
季節に合わせて、適切な予防対策を行いましょう。ただし、年間を通して感染すると言われる新型インフルエンザや海外から持ち込まれる感染症などもありますので、常に感染リスクを考えて手洗いなどを習慣づけしましょう。
ウィルス性胃腸炎
胃腸炎とは消化管、胃および小腸の炎症を特徴とする疾患であり、下痢、嘔吐、腹痛および腹部痙攣などの症状を呈する。食物によって生じるものは食中毒とも称される。山陰地方では、腸感冒とも呼ばれる。
世界的にみて小児の発症例のほとんどがロタウイルスによるものである。成人ではノロウイルスおよびカンピロバクターに起因するものが最も多い。次いでその他の細菌 (またはその毒素)や寄生虫を原因とするものがよくみられる。調理が不適切な食品や汚染された水を摂取したり、感染者との密接な接触などによって感染する。
治療の基本は十分な水分補給である。軽度または中等度の症例では経口補水液の補給が効果的である。重症例になると静脈内輸液が必要となる場合がある。胃腸炎は小児や発展途上国の住人を中心に発生する。
- ノロウィルス感染症
- ロタウィルス感染症
呼吸器感染症
発熱、咳、痰を起こす疾患というのはほとんどが気道感染。または呼吸器感染症である。気道とは鼻腔から肺胞までの区間をいい、声帯より上を上気道、声帯から下を下気道という。中耳、副鼻腔は気道と交通性があるため、広義の気道としてとらえられることが多い。胸膜炎、膿胸、肺膿瘍、心膜炎も多くの場合は気道感染に続発して起こることも知られている。気道感染のマネジメントの基本はまず、トリアージとして入院適応、隔離の必要性を検討し、感染症と疾患の特定、起炎菌の特定、治療の決定という流れで進む。
- インフルエンザ
- RSウィルス感染症
- A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
細菌性胃炎(食中毒)
食中毒とは、有害・有毒な微生物や化学物質等毒素を含む飲食物を人が口から摂取した結果として起こる下痢や嘔吐や発熱などの疾病(中毒)の総称です。
食中毒は、その原因になった因子・物質によって5つに分類される。
- 細菌性食中毒
- ウイルス性食中毒
- 化学性食中毒
- 自然毒食中毒
- その他
に大別される。なお、食物アレルギーは食中毒に含まれない。
かつては、人から人へ感染が及ばないものといわれていたが、O157などの腸管出血性大腸菌やノロウイルスは患者から患者へ感染するため、近年、国際的には食感染症として伝染病とあわせた対策がとられています。
- 腸管出血性大腸菌感染症
- サルモネラ感染症
- カンピロバクター感染症
夏風邪
子どもを中心に夏になると感染者が増える手足口病やヘルパンギーナ、プールで遊んできて感染したりするプール熱(咽頭結膜熱)。
夏になると感染するので夏風邪と呼ばれ、例年7月〜8月はそれぞれの病気の流行がピークを迎えます。子どもが感染しないように注意するのはもちろんですが、他の子どもにも感染させないように注意が必要です。
- 咽頭結膜熱(プール熱)
- 手足口病
- 流行性角結膜炎
- ヘルパンギーナ
その他
新型インフルエンザは、たった1つのウイルスが24時間後には約100万個に増殖します。
このウィルスの成長速度が爆発的に早いため、自分の体を守るためにインフルエンザに感染すると高熱が出てしまいます。
普通の風邪とインフルンザの症状は、咳、喉の痛み、発熱したりします。違いは体温上昇の早さです。インフルエンザでは発熱するとすぐに体温が38度を越えてしまいます。
急激な発熱、通常体温が低めな朝から38度以上の発熱があった場合は要注意です。
- 新型インフルエンザ
参考資料
国立感染症研究所感染症情報センター 病原微生物検出情報(月報):IASR / 感染症発生動向調査週報:IDWR感染症の話、
過去10年間との比較グラフ(週報)
このカレンダーは、過去に観察された感染症の流行時期を示したものです。
流行時期は、年によって大きく変わることもあるので、最新の情報にご注意ください。
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