動物由来感染症を知っていますか?
動物由来感染症とは?
この言葉を目にするのは初めての方もいらっしゃると思いますが、漢字からその意味を想像いただけるものと思います。おわかりのとおり「動物由来感染症」とは、動物から人間へうつる感染症をあらわす言葉です。
「人獣共通感染症」といった言葉もありますが、厚生労働省は人の健康問題という観点に立って、この「動物由来感染症」という言葉を使っています。
人への感染症については医学が対応し、動物の感染症については獣医学が対応していますが、動物から人へ伝播する動物由来感染症については、医学と獣医学が協力して対応することが大変重要です。
- 動物由来感染症はどうやってうつるの? – 病原体の伝播は感染源である動物から直接人間にうつる直接伝播と、感染源である動物と人間との間に何らかの媒介物が存在する間接伝播の、大きく2つに分けることができます。
- さらに間接伝播は感染動物体内の病原体を節足動物等(ベクター)が運んで人間にうつすもの、動物の体から出た病原体が周囲の環境(水や土等)を介して人間にうつるもの、および畜産物等の食品が病原体で汚染されている場合に分けて考えることができます。
- 動物由来感染症の保有動物 – 動物由来感染症の病原体の多くは本来は動物が持っているものです。このため動物を生活環境により分類した場合、それぞれの分類群と動物由来感染症との関連性を見いだすことができます。
冊子ダウンロード:動物由来感染症ハンドブック2018
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