話したいのに話せない…“場面緘黙症”の深い孤立感 国内の認知進まず
出典:西日本新聞 – 話したいのに話せない…“場面緘黙症”の深い孤立感 国内の認知進まず
家の中で家族と会話はできても、学校など特定の場面や状況で話せなくなる「場面緘黙(かんもく)症」。不安障害の一種とされるが、「人見知り」「おとなしい」と受け取られて周囲の理解を得られず、孤立している人も少なくない。話したいのに話せない。でも、話したい-。当事者の一人、福岡県飯塚市の「ひろりん」さん(28)は、そんな心の声を手書きのカードにまとめた。見た目では分からないつらさを知ってもらい、社会に理解が広がることを願っている。
- 場面緘黙症はおよそ150人に1人、多くは幼児期に発症するとされる。
- 「おとなしいだけ。そのうちしゃべるようになる」「過保護、親のしつけがなってない」などとされることがあるが、いずれも誤解で育て方のせいではない。国内では認知が進んでいない。
- 脳のへんとう体が生まれつき過剰に反応しやすく不安を感じやすいと考えられているが、発症の原因は明確ではない。
- 成人までに発話できる例が多いが、症状が続く場合もある。うつ病などの2次障害に苦しむ場合も多い。
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