子どもの便秘は要注意 口臭やおねしょも兆候
出典:時事メディカル – 子どもの便秘は要注意 口臭やおねしょも兆候
便秘がつらいのは大人だけではない。幼稚園や保育園の入園、小学校への入学など子どもの生活リズムが大きく変わると、当人にとっては大きなストレスになり、便秘に悩むケースが増えてくる。排便がうまくいかない。腹痛や肛門から出血する。こうした直接的な症状だけでなく、胃液の逆流や口臭、おねしょなども兆候として大きなポイントになる。強い腹痛や口臭、繰り返す嘔吐(おうと)などがあれば、「長期で重症の便秘の疑いがある」として、小児消化器の専門医は注意を喚起している。
- 子どもは離乳期に、肛門周辺の筋肉を緩めると同時に、力むことで排便の能力を習得する。
- 続いて、幼児期のトイレトレーニングにより自分の意志での排便を可能にする能力を身に付ける。
- この二つの段階を経た後、小学校に入学して通学を始める頃には、授業などのためにトイレに自由に行けなくなったり、トイレに行くことに羞恥心を抱くようになったりしてしまうことがある。
- 「この三つの成長段階がそれぞれ、慢性の便秘に陥る危険が高くなるタイミングだ」。済生会横浜市東部病院小児肝臓消化器科副部長で、同病院で「小児便秘外来」を開いている十河剛医師は、こう話す。
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