<茨城県>フッ素うがいで虫歯予防 健康格差縮小へ県内幼保で拡大
出典:茨城新聞クロスアイ – フッ素うがいで虫歯予防 健康格差縮小へ県内幼保で拡大
虫歯予防を目的とした「フッ化物洗口(フッ素うがい)」が茨城県内の保育園、幼稚園などで徐々に広がっている。県が2016年度からモデル地区を定めて推進し始めて今年で4年目。6市町61施設で2734人(19年3月末)の園児が経験した。集団でフッ素うがいを実施すれば、虫歯を予防し、所得格差などから生まれる「健康格差」の縮小にもつながると期待が寄せられる。
- フッ素うがいには、フッ化ナトリウムを水で薄めた溶液を1人5ミリリットル、30秒〜1分間程度ぶくぶくうがいする。
- 実施時間は、各施設が自由に決め、週5日間行う。
- 県がモデル地区を指定・推進する以前には、県内の集団によるフッ素うがいは15保育所・幼稚園にとどまり、小中学校、特別支援学校では行われず、全国ワースト4位の実施率だった。
- 一方、18年度の県学校保健統計調査では、幼稚園児(5歳児)で虫歯がある人の割合は41・1%と、全国平均より6・0ポイント高い。
- また、小学校で7・7ポイント。中学校では6・5ポイント、高校で6・9ポイントとそれぞれ全国平均を上回っている。
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