<宮城県> 被災した小学校で6年ぶりにプール開き
東日本大震災の津波で大きな被害を受けた宮城県亘理町の小学校で、屋外プールが新たに完成し、震災の前の年以来およそ6年ぶりとなるプール開きが行われました。
海岸からおよそ1キロにある亘理町の荒浜小学校では、5年前の震災の津波で校舎とともにプールも使えなくなり、子どもたちは7キロ離れた町営のプールに通っていました。
小学校には長さ25メートルと8メートルの2つの屋外プールが新たに完成し、15日、震災の前の年以来およそ6年ぶりとなるプール開きが行われました。
式典には全校児童100人余りが参加し、6年生の男子児童が「小学校生活の最後の年に自分の学校で水泳の授業ができて、とてもうれしいです。ことしはいつもの年より何倍も練習して全力で水泳を楽しみたい」とあいさつしました。
小学校の校舎は3年前に元の場所で再建されましたが、プールの再建は復興に関連した道路工事との調整が必要になり、後回しになっていました。
15日の亘理町は午前中、雲の多い天気になりましたが、子どもたちは歓声をあげながらプールに入って水泳を楽しんでいました。
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