<岐阜県>「お父さんの臭い、なくなればいいね」女子高生が入浴剤開発
お父さんには爽やかでいてほしい――。岐阜市の県立岐阜商業高校生が企業と共同開発した消臭効果のある入浴剤「デオPaPa」が、発売から1か月半で1200個以上を売り上げる人気を見せている。
「商品に若い発想を」と温泉施設運営会社「日本温浴研究所」(岐阜県各務原市)が、企業経営を学ぶ「LOB(リーダー・オブ・ビジネス)部」(部員約40人)に依頼。父親の臭いが気になる女子高生ならではのアイデアが、ヒット商品に結びついた。
「お父さんの臭いがなくなればいいのにね」。昨年2月の開発会議であがった女子部員の声をきっかけに「娘とお父さんの距離を近くする」とのコンセプトで商品化が決まった。同社の開発担当者の並河征之さん(24)は「目からうろこのアイデアだった」と振り返る。
4種の試作品を女子部員や教員ら22人が試し、ラベンダーの香りを採用。消臭効果があるとされる「シャクヤク根エキス」も配合した。眼鏡に口ひげの「お父さん」の入浴を娘が見守るユニークなパッケージも、部員のデザインだ。
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