肝移植「子ども同士」優先へ
肝臓移植を受ける患者選択について、厚生労働省の作業班は27日、18歳未満の子どもから提供された肝臓は18歳未満の子どもに優先的に提供する、などとする新基準の原案をまとめた。
肝移植「子ども同士」優先へ
同省の臓器移植委員会での議論を経て、来年4月にも運用を始める。
肝臓移植は、子どもの方が大人より、移植後の生存率が明らかに良いとの報告があるが、現行の選択基準は、緊急度を重視している。これまで18歳未満から肝臓が提供された14件のうち、6件が20~60歳代に移植。子ども提供の臓器について、子どもを優先する選択基準は腎臓移植でも検討されており、肝臓と同時期に運用が始まる見通し。心臓ではすでに運用中。
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