マールブルグ病 – 学校で予防すべき感染症シリーズ
マールブルグ病は、感染症法により一類感染症に分類されている重症ウイルス性出血熱で、アフリカ中東部 ・ 南アフリカなどでまれに発生します。西ドイツ(当時)のマールブルグ(Marburg )とフランクフルト、およびユーゴスラビアのベオグラードでポリオワクチン製造および実験用としてウガンダから輸入されたアフリカミドリザルにかかわった25名に突如熱性疾患が発生し、7名が死亡しました。エボラ出血熱のように一度に多数の感染者・死者を出した例はありません。マールブルグ病は、学校保健安全法施行規則で第一種の感染症に分類され、出席停止の基準は「治癒するまで」です。
マールブルグ病の原因
マールブルグ病の病原体は、マールブルグウイルスです。接触感染します。ウイルスを保有している宿主は不明で、患者の血液、体液などとの接触によって感染します。どのようにしてヒトにウイルスが伝播されるかも全く分かっていません。
マールブルグ病の症状
症状はエボラ出血熱に類似していますが、エボラ出血熱よりは軽症であることが多く、発病した場合の致死率は20%以上です。発症は突発的で、発熱、頭痛、筋肉痛、背部痛、皮膚粘膜発疹、咽頭痛が初期症状としてみられます。
マールブルグ病の予防
対症療法以外の特異的治療法はありません。また、感染予防ワクチンもありません。
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