「感染しないし、不潔ではない」知ってほしい皮膚の病気「乾癬」
出典:Yahoo! NEWS – 「感染しないし、不潔ではない」知ってほしい皮膚の病気「乾癬」
皮膚が赤くなって盛り上がる病気「乾癬」(かんせん)。フケのようにポロポロと白い皮膚片が落ちるため、「不潔、汚い」との偏見にさらされています。また「かんせん」との響きから「感染するのではないか」と誤解されることもあり、多くの患者が悩んでいます。13歳で発症し、今は啓発活動に取り組む山下織江さん(39)に話を聞きました。(朝日新聞文化くらし報道部記者・岩井建樹)
- 【乾癬(かんせん)】日本での乾癬患者は、50~60万人いるとされ、男女比は2:1。男性は50代、女性は20代と50代で発症する人が多い。
- 体質やストレスが影響しているとされるが、はっきりとした原因は不明。
- 療法は塗り薬、紫外線療法、飲み薬のほか、2010年以降に生物学的製剤(注射療法)が登場。治療法が充実し、症状を大きく改善させる患者が増えた。
- 乾癬患者は、非常に見た目に影響のある病気です。
- 皮膚が赤くなる紅斑(こうはん)が全身に広がり、頭皮やひじ、ひざの皮膚は白くなり、ふけのように落ちます。爪が変形したり、濁ったりする人もいます。
- 乾癬という病気があること。そして、感染はしないし、患者が不潔なわけではないこと。それだけを知ってもらえれば、私たち患者は生きやすくなります。
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