なぜインフルエンザなどのウイルスに抗生物質が効かないの?
出典:ウエザーニュース – なぜインフルエンザなどのウイルスに抗生物質が効かないの?
抗生物質は1930年代に実用化され、人類の寿命を延ばした20世紀最大の発見の一つと言われます。万能の薬のように思えますが、インフルエンザやノロウイルスなど、ウイルス性の感染症にはまったく効きません。なぜ抗生物質はウイルスに効かないのでしょうか。
- 抗生物質が効くのは細菌で、ウイルスは細胞を持っていない。
- 細胞がないのですから、細胞壁の合成を阻害するなどして細菌を死滅させる抗生物質では、ウイルスに対して歯が立たない。
- インフルエンザはウイルス性感染症なので抗生物質は効きませんが、抗ウイルス薬なら効きます。
- インフルエンザでも抗生物質が処方されることがあります。理由は、肺炎など合併症が起こるのを防ぐため。
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