ファイザーの新型コロナワクチン
2021年2月14日、ファイザーとバイオンテック(またはビオンテック)の両社が共同開発した新型コロナワクチンが承認されました。販売名は「コミナティ筋注」、有効成分は「トジナメラン」といい、承認直後から医療関係者を中心にワクチンの接種が始まっています。一般市民の接種が開始されるまでにはもう少し時間がかかりますが、「コミナティ筋注」に関する情報を少しまとめておきましょう。
感染症対策による活動制限や運動不足の長期化による影響
新型コロナウイルス感染症対策による活動制限や運動不足が長期化すると、ウイルス感染への不安やストレスが備蓄し、体重が増加したり、生活習慣病の発症や悪化につながることがあります。また、体力の低下、腰痛・肩こり・疲労、体調不良を引き起こし、特に高齢者では、転倒による寝たきりやフレイル・ロコモの一因となることがあります。子どもでは、健全な発育・発達の妨げになる恐れがあります。
「トジナメラン」の特徴
「トジナメラン」はメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンです。新型コロナウイルスがヒトの細胞へ侵入するために必要なタンパク質(スパイクタンパク質)の設計図となるmRNAを脂質の膜に包んだ注射剤になります。「トジナメラン」を接種し、mRNAがヒトの細胞内に取り込まれると、このmRNAをもとに細胞内でウイルスのスパイクタンパク質がつくられます。スパイクタンパク質を中和する抗体を産生し、免疫が誘導される(免疫細胞が異物を攻撃する)ことで、新型コロナウイルスによる感染症の予防ができると考えられています。
予防接種を受けることができない人
発熱している人、重い急性疾患にかかっている人、「コミナティ筋注」に対し過敏症の既往歴のある人、上記以外で、予防接種を受けることが不適当な状態にある人
注意が必要な人
抗凝固療法を受けている人、血小板減少症または凝固障害(血友病など)のある人、過去に免疫不全の診断を受けた人、近親者に先天性免疫不全症の方がいる人、心臓・腎臓・肝臓・血液疾患や発育障害などの基礎疾患のある人、過去に予防接種を受けて接種2日以内に発熱や全身性の発疹などのアレルギーが疑われる症状がでた人、
過去にけいれんを起こしたことがある人、「コミナティ筋注」に対して、アレルギーが起こるおそれがある人
※妊娠中又は妊娠している可能性がある人、授乳されている人は、
接種前の診察時に必ず医師へ伝えてください。
接種回数と接種間隔
1回目の接種後、通常、3週間の間隔で2回目の接種をします。
有効性
新型コロナウイルス感染症の発症を予防します。「トジナメラン」を受けた人が受けていない人よりも、新型コロナウイルス感染症を発症した人が少ないという発症予防効果は約95%と報告されています。「トジナメラン」の接種で十分な免疫ができるのは、2回目の接種を受けてから7日程度経って以降とされています。
安全性
「トジナメラン」の副反応は、頭痛、関節や筋肉の痛み、注射した部分の痛み、疲労、寒気、発熱等が、また、まれにショックやアナフィラキシーがあります。 「トジナメラン」は、新しいワクチンのため、これまでに明らかになっていない症状が出る可能性があります。気になる症状がある時は、かかりつけ医に相談しましょう。
安全に運動・スポーツをするポイント
- 1)体調のチェック
発熱・咳・のどの痛みなど風邪の症状、だるさ、息苦しさ、嗅覚や味覚の異常、体が重く感じる、疲れやすい等、体調をチェックします。 - 2)体調のチェック
感染防止の3つの基本 - 3)体調のチェック
3密(密閉・密集・密接)はすべて避けるようにしましょう。
参考:スポーツ庁
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