<佐賀県>生ごみ分解で野菜や花の栄養 夏の庭のハーブたち
4年目を迎えた段ボールコンポストとのお付き合い。夏の生ごみの処理には、なくてはならない大切な相棒です。子どもたちが進学や就職で故郷を離れ、夫と2人の生活。台所から出た生ごみをせっせと分解処理してくれる微生物たちは命そのものです。
ジメジメとした梅雨時から真夏の暑い毎日を快適に過ごせるのは彼らのおかげです。分解した生ごみは臭いもなく、さらさらの堆肥へと変身し、家庭菜園や樹木の根元の土に混ぜておくだけで野菜や花の栄養になるのです。
”A4サイズのイラスト(ログインしてください。)”
サクラの根元に混ぜておいたらレモンバームやアップルミント、スペアミントなど数種類のハーブがびっくりするほど元気に大きくなりました。オーデコロンミントは入浴用に。湯船に張ったお湯に茎ごと入れておくと、浴室全体が爽やかなミントの香りに包まれます。
湯あがりの体もスーッとするのはミントの成分メントールのおかげ。臭いの気になる場所にもガラス瓶にミントを生けて置いておきます。通るたびに指で葉っぱを擦ると、香りの成分が辺りに広がります。入浴剤も芳香剤も必要ない自家製の香り。ほのかで優しい自然の香りです。
不意の来客時には、45メートルの地下からくみ上げる地下水に庭から採ってきたミントやレモンバームの葉を入れた冷たい水でおもてなし。山郷の夏のおもてなしにハーブは欠かせません。
そんなエコを楽しむ山郷の暮らし。段ボールコンポストの住人がエコな生活を支えてくれていることを実感する夏の始まりです。(地域リポーター・岩田雅予=佐賀市大和町)
[adrotate group=”7″]
[adrotate group=”8″]