男児に多い片目の視力低下―コーツ病 重症化で失明の危険も
出典:時事メディカル – 男児に多い片目の視力低下―コーツ病 重症化で失明の危険も
左右どちらかの目だけに網膜剥離が起こり、そのために視力が低下する「コーツ病」は、幼い男の子に多い目の病気だ。近畿大学病院(大阪府大阪狭山市)眼科の日下俊次主任教授は「発見が遅れると失明につながる恐れがあります」と注意を促す。
- コーツ病は滲出(しんしゅつ)性網膜症とも呼ばれ、網膜の毛細血管に蛇行、拡張、こぶの出現などの異常が生じることにより、血液に含まれる脂肪や水分が血管から漏れる病気。
- 漏れ出た液体は網膜の中などにたまり、網膜のむくみや剥離を起こし、視力の低下、視野の欠如などの原因となる。
- また、脂肪が沈着することにより、目の中に滲出斑という黄色いしみができることもある。重症化すると、失明する危険がある。
- コーツ病は5~6歳の男児に多く、症状はほとんどが片目だけに表れる。もう片方の目は正常なため、小さい子どもは視力の低下に気付きにくく、発見が遅れることがある。
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