新型コロナウイルス予防に役立つ「正しい手洗い」とは? マスク、消毒液の対策も
出典:Business Insider – 新型コロナウイルス予防に役立つ「正しい手洗い」とは? マスク、消毒液の対策も
中国を発端に広がっている新型コロナウイルスにともなう感染症。2月14日段階で、中国全土での累積感染者数は6万人を超え、死者数も1300人を上回った。
ウイルスの感染経路は主に2つ。1つは、唾や咳などに含まれる細かい飛沫を吸い込むことで感染する「飛沫感染」。
もう1つは、飛沫が付着した手でドアノブやつり革、スイッチなどを触り、さらにそこに触った人の手を介して感染する「接触感染」。
こういった経路での感染を物理的に防ぐためにできる対策の基本は、手洗いだ。では、実際に手を洗う時には、どういったことに注意すべきなのだろうか?
- 手を洗う際には、石鹸やハンドソープ、消毒液などを使う場合が多い。
- 感染症制御の専門家である東京保健福祉大学の菅原えりさ教授は「実は、石鹸と消毒液では役割がちがいます」と話す。
- WHOや厚生労働省によると、コロナウイルスはアルコールに弱いウイルス。
- 濃度の高いアルコールには、コロナウイルスの表面にあるタンパク質を破壊して、ウイルスを殺す効果があるとされている。
- 一方、石鹸やハンドソープには有効成分としてアルコールが含まれていないものも多い。
- 石鹸やハンドソープを使った手洗いでウイルスを死滅させることはできないとしながらも、「石鹸などによる手洗いには、手に付着したウイルスを物理的に洗い流す役割があります」と話す。
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