<千葉県>小1がうんちの勉強 発達と学び合い意識し運動と保健

小1がうんちの勉強 発達と学び合い意識し運動と保健
児童の発達と学び合いを考慮した体育科と保健学習の授業を追究――。千葉県習志野市立屋敷小学校(髙梨秀胤校長、児童数747人)は、「健やかな心と体を育む」を主題にした体育科の公開研究会を10月6日、同校で行った。

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教育新聞

小1がうんちの勉強 発達と学び合い意識し運動と保健

研究は、心身両面の健全育成を視野に、体育科の表現運動と保健の両領域指導に着目。公開授業では、個々の技能の違いを認めて技を高め合う体育の協働学習と、知識だけではなく体づくりの意識を育む保健領域の学習が提案された。
保健領域の研究では、児童の「交流を活発化するための学年ごとの学習形態」「思考、興味や意欲をかき立てる教材」の工夫を図った。
同領域について、仲澤葉子教諭と椿由佳理養護教諭は、学級活動に位置付け、「排便」に関して学ぶ1年生の授業を公開した。

児童の実態と課題については、
▽毎朝の排便習慣がない
▽自分の排便リズムを知らず関心が低い
▽排便と食事の正しい関係を知らない
――といった点を把握した。そこで児童に、排便の仕組みや生活の中で習慣化する大切さを知らせ、健康のバロメーターとの理解も深めさせる。学び合いの促進、実験や視覚効果の高い教材活用も工夫している。
導入は、3枚のうんちの種類別イラストを提示。それぞれのうんちと体調との関連について説明した。排便の仕組みも人体を簡略化したイラスト教材で解説。児童に、食べたものが体内で栄養分や水分として吸収され、残りかすが排便される仕組みを話した。

児童が食事とうんちの関係を実感的に理解できるよう、食事内容に応じて排便がどうなるかを再現する実験も行った。内臓に見立てたビニール袋の中に、野菜や肉など食事の種類に沿った複数の粘土や水を入れて混ぜ合わせ、それを絞り出して見せた。児童らは、多様な食べものと水分が混ざると「バナナうんち」になってスムーズに排出される様子を確認した。加えて、このうんちはバランスの取れた食生活と元気な体のバロメーターになる点も知った。肉だけ食べたうんちは硬くて出にくく、コロコロしているのも確認した。
そこで、毎朝、健康なバナナうんちを出すにはどうすればよいかを一緒に考えた。その視点として、
▽朝食をしっかり食べる
▽野菜を食べる
▽水を飲む
▽運動する
――などの行動や習慣を示した。これらを「やさいでせんいのじゅつ」「おみずごっくんのじゅつ」「からだのびのびのじゅつ」などと名付け、食習慣の要点となる「術」を児童に分かりやすく示し、食事と排便に関して意識が高まるようにした。

児童らは、これまでに学んだうんちの種類と体調、食事内容の関係を改めて吟味。児童同士でも話し合いながら、最後は、それぞれが今後意識したい「術」について、「よくかむじゅつで、うんちが出やすくなるから」などと、理由を挙げて発表した。


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