日本の食を健康志向でPR 「まるで肉のよう」NYのベジタリアンご満悦
【ニューヨーク=共同】米国の大規模な食品見本市「サマー・ファンシー・フードショー」がニューヨーク中心部で26日開幕し、日本貿易振興機構(ジェトロ)が設けた日本のブースではベジタリアン(菜食主義者)向けの加工食品やスープなどの健康に配慮した商品を中心に売り込んだ。
日本の農林水産物と食品の輸出額は2015年に約7451億円で、政府は20年に1兆円へ拡大する目標の前倒し達成を目指している。和食人気が高い米国は15年で1071億円と全体の14%を占める一大市場で、出展した日本の24社・団体は販路開拓や販売拡大を狙う。見本市は28日まで。
米国で需要が大きいベジタリアン向けの商品では、あさつ(島根県出雲市)が大豆を原料に使い、焼き肉などの形に似せた加工食品を紹介し、試食した来場者は「まるで肉のようだ」と感心していた。レキオスジャパン(沖縄県宜野湾市)は、カレー味やトマト味などのスープを紹介。
JA鹿児島県経済連(鹿児島市)は、同県・種子島産の安納芋を使った冷凍焼き芋を売り込んだ。ほかに緑茶の出展も目立った。
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