プールに入ってもいいの? 皮膚感染症で学会が見解

人から人へうつる皮膚の感染症にかかっている子供は、学校などのプールに入っていいか。日本皮膚科学会など関連する3団体は、この問題についての統一見解と、その医学的根拠についての解説を、同学会ウェブサイトで公表した。水泳シーズンでの活用を呼び掛けている。

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産経新聞

プールに入ってもいいの? 皮膚感染症で学会が見解

 3団体でつくる作業部会のメンバーである山本剛伸川崎医大講師(皮膚感染症)によると、対象としたのは、学校感染症に指定されている伝染性膿痂疹(とびひ)、伝染性軟属腫(みずいぼ)、アタマジラミ症、疥癬(かいせん)の4疾患。
 このうち、とびひだけは、触ると症状が悪化しやすいことや、原因となる細菌の感染力が強く、肌がじかに接触するとうつる恐れがあることから、治るまではプールを禁じるべきだとした。
プール
 とびひ以外の3つにかかったときは基本的にプールに入れるが、条件がいくつかある。
 まず、ビート板や浮輪、タオル、水泳帽など、プールの時間に使う用具類を共用しないようにすること。感染の原因となるウイルスや生物が、物を介してうつる恐れがわずかにあるためだ。
 アタマジラミ症と疥癬は、それらの原因であるシラミやダニに対する治療を始めていること。みずいぼについても、医師の診断を受けていることが前提となる。

 山本講師は「どの感染症についても、保護者などが自己判断するのは禁物。症状があったら必ず子供を皮膚科で受診させ、医師の判断を聞くようにしてほしい」と強調している。

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日本皮膚科学会

皮膚の学校感染症とプールに関する統一見解および統一見解に関する解説について(PDFダウンロード)



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