妊婦の渡航、控えて! ジカ熱が中南米で感染拡大
国内で最初に感染者が見つかったのは13年12月
先月25日にはブラジルから帰国した川崎市の男子高校生が、今月11日にはブラジルに渡航歴のある愛知県内の女性が国内でジカ熱と診断されたが、実は国内で最初に感染者が見つかったのは13年12月にまでさかのぼる。フランス領ポリネシアから帰国した男性で、忽那医師が診断。男性は体中に小さな無数の赤い発疹が出て、目が充血。微熱、頭痛、関節痛などの体調不良を訴えた。当時、現地ではジカ熱が流行しており、血液検査でジカウイルスを検出。
その後も14年1月と8月に男女一人ずつが海外から帰国後にジカ熱と診断された。忽那医師によると、ジカ熱の症状を緩和することはできるが、有効なワクチンや治療法はない。重症化の心配は少ないが、ジカウイルス感染後に、手足に力が入らなくなる難病「ギラン・バレー症候群」を発症した例が海外で報告された。
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