ポリオ(急性灰白髄炎) – 学校で予防すべき感染症シリーズ
ポリオ(急性灰白髄炎)は、感染症法により二類感染症に分類されているウイルス性感染症です。1960年代に国内で大流行があり、予防接種 (生ワクチン) が緊急導入されました。その後患者数は激減し、1980年以降国内での患者の発生はありません。しかし、南西アジア、アフリカ諸国では流行が持続しており、一旦ポリオが根絶された中国やタジキスタンなどでも海外から侵入した野生株ポリオウイルスの流行が2010年、2011年に発生しました。ポリオは、学校保健安全法施行規則で第一種の感染症に分類されています。
ポリオ(急性灰白髄炎)の原因

ポリオの病原体は、ポリオウイルスです。接触感染、便や唾液などを介した経口感染で伝染します。
ポリオ(急性灰白髄炎)の症状

軽症の場合は、かぜ様症状又は胃腸症状ですが、0.1〜2%に急性の弛緩性まひが現れ、死に至ることもあるます。また、後遺症として四肢のまひを残すこともあります。
ポリオ(急性灰白髄炎)の予防

乳幼児期に定期予防接種。平成24年9月から、それまでの生ワクチンに代わって不活化ワクチンが使用されるようになりました。
登校(園)の基準
急性期の症状が治癒又は固定するまで出席停止。まひが残る慢性期については出席停止の必要はありません。
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