デング熱 – 蚊媒介感染症シリーズ

デング熱 - ほけんだよりプラス - 蚊媒介感染症シリーズ
デング熱は、蚊に刺されることによって感染する疾患です。主な媒介蚊はネッタイシマカ(日本には常在していません)です。ただし、日本のほとんどの地域(本州以南)でみられるヒトスジシマカも媒介します。海外の流行地で感染して帰国した症例が近年では毎年200名前後報告されています。日本国内で感染した症例は過去60年以上報告されていませんでしたが、2013年には、ドイツ人渡航者が日本で感染したと疑われる症例が報告されました。また、2014年8月以降、東京都立代々木公園に関連する患者の発生が報告されました。屋外の蚊が多くいる場所で活動する場合は、できるだけ肌を露出せず、虫よけ剤を使用するなど、蚊にさされないよう注意が必要です。

デング熱の症状

突然の高熱で発症し、頭痛、眼(か)痛、顔面紅潮、結膜充血を伴い、発熱は2~7日間持続します。初期症状に続き、全身の筋肉痛、骨関節痛、全身倦怠感があらわれます。発症3~4日後、胸部、体幹から始まる発疹が出現し、四肢、顔面に広がります。症状は1週間程度で回復しますが、ごくまれに致死的症状が出現することがあります。

デング熱の病原体

蚊媒介感染症
デング熱の病原体は、フラビウイルス科フラビウイルス属に属するデングウイルスです。ウイルスには1~4までの4つの型がありますが、どの型によっても同様の病気がおこり、症状からは感染したウイルスの型はわかりません。ウイルスに感染した患者を蚊が吸血すると、蚊の体内でウイルスが増殖します。その蚊が他者を吸血することでウイルスが感染します(蚊媒介性)。ヒトからヒトに直接感染するような病気ではありません。また、感染しても発症しないことも多くみられます。

デング熱の予防

テング熱の予防
国内で利用可能なデング熱の予防ワクチンはありません。また、デングウイルスに対する特有の薬はありませんので、対症療法による治療が行われます。デング熱を予防するには蚊に刺されないよう注意することが最も重要です。特に海外の流行地にでかける際は、蚊に刺されないように注意が必要です。長袖、長ズボンの着用が推奨されます。また蚊の忌避剤なども現地では利用されています。日本では、媒介能力があるヒトスジシマカは本州以南のほとんどの地域に生息していますが、冬を越えて生息することはできません。ヒトスジシマカは、日中、屋外での活動性が高く、活動範囲は50~100メートル程度です。国内の活動時期は概ね5月中旬~10月下旬頃までです。



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