ノロウイルスの発生状況
食中毒の原因となるカンピロバクター、サルモネラ菌、大腸菌などの細菌は高温多湿を好んで増殖するため、「細菌性食中毒」は夏場に多く発生します。一方、ウイルスは低温や乾燥した場所でも生息出来るため「ウイルス性食中毒」は冬場に増加します。特に、ノロウイルスは微細なインフルエンザウイルスよりもさらに小さく、感染力がとても強いので、感染規模も拡大しやすいといわれています。
年間患者数
令和元年の食中毒発生状況によると、ノロウイルスによる食中毒は、事件数では、総事件数1,061件のうち212件(20.0%)、患者数では総患者数13,018名のうち6,889名(52.9%)となっています。病因物質別の患者数では第1位となっています。
ノロウイルス食中毒の発生時期
月別の発生状況をみると、一年を通して発生はみられますが11月くらいから発生件数が増加しはじめ、12月~翌年1月が発生のピークになる傾向があります。
ノロウイルス感染による死者
病院や社会福祉施設でノロウイルスの集団感染が発生している時期に、当該施設で死者が出たことがあります。しかし、もともとの疾患や体力の低下などにより介護を必要としていた方などが亡くなった場合、ノロウイルスの感染がどの程度影響したのか見極めることは困難です。なお、吐いた物を誤嚥することによる誤嚥性肺炎や吐いた物を喉に詰まらせて窒息する場合など、ノロウイルスが関係したと思われる場合であっても直接の原因とはならない場合もあります。
参考:厚生労働省
ンク: https://schoowell.jp/plus/norovirus/
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Schoowell(スクウェル)事務局 一同