細菌性赤痢 – 学校で予防すべき感染症シリーズ
帰国者に感染(旅行者下痢症)がみられ、乳幼児や高齢者、持病を持つ人が感染すると重症化し、死に至る場合もあります。 2011年には日本でも集団発生がみられ、また最近は、海外旅行歴のない発病者が時々見つかっています。細菌性赤痢は、学校保健安全法施行規則で第三種の感染症に分類されています。
細菌性赤痢の原因
細菌性赤痢の原因は赤痢菌です。感染者の便を感染源として、経口感染します。経口摂取された赤痢菌は大腸上皮細胞に侵入した後、隣接細胞へと再侵入を繰り返し、上皮細胞の壊死、脱落が起こり、血性下痢の症状となります。
細菌性赤痢の症状
発熱、腹痛、下痢、嘔吐などが急激に現れます。近年では重症例は少なく、数回の下痢や軽度の発熱で経過する事例が多くなっています。
細菌性赤痢の予防
予防の基本は感染経路を遮断することにあります。輸入例が大半を占めることから、汚染地域と考えられる国では生もの、生水、氷などは飲食しない事が重要で、国内では、小児や高齢者などの易感染者への感染を防ぐことが大切です。
登校(園)の基準
治癒するまで出席停止が望ましい。
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