<岡山県>小児医療に「プレパレーション」 検査や治療法を分かりやすく説明
出典:岡山の医療健康ガイド MEDICA – 小児医療に「プレパレーション」 検査や治療法を分かりやすく説明
- 岡山県内の小児医療現場で、検査や治療方法を子どもに分かりやすく説明する「プレパレーション」の取り組みが広がりつつある。
- 人形や検査機器の模型を使って過程を伝えることで不安を和らげ、泣いたり暴れたりする拒絶反応を減らし、より効果的な治療を行うことが狙い。
- 医療行為によるトラウマ(心的外傷)を防ぐため、専門家は急性期から、かかりつけの病院まで幅広い実施を求めている。
- プレパレーションは、18歳未満の子どもの人権を保障する「子どもの権利条約」に、日本が1994年に批准したころから全国で広がった。
- 「単に説明するだけではなく、子どもが自由に自分の考えや感情を表現し、病気を治すために頑張ろうという気持ちになれる環境を整えることでもある」と話す。
- 嘘やごまかしで治療に当たらせた場合、トラウマになる恐れがあるため、子どもに付き添う保護者の理解も欠かせない。親は専門知識がない分、曖昧に答えがちで、余計に不安にさせてしまうことも。
- 認知度はまだ低く、小児の看護教育の中では必須項目になっているものの普及は限定的。専門性の高い看護師を配置した上で、その看護師が指導役となるなど多くの関係職種が学ぶ機会をつくることが必要。
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