人獣共通「コリネバクテリウム・ウルセランス感染症」で国内初の死亡例
出典:産経ニュース – 人獣共通「コリネバクテリウム・ウルセランス感染症」で国内初の死亡例
犬や猫などから人間にうつるとされる人獣共通感染症「コリネバクテリウム・ウルセランス感染症」による死者が国内で初めて確認されていたことが14日、厚生労働省への取材で分かった。厚労省は今月、自治体などに向けて通知を出し、情報提供を行った。
- コリネバクテリウム・ウルセランス感染症は、家畜やペットの動物が持つ「コリネバクテリウム・ウルセランス菌」に感染することで起きる。
- のどの痛みやせきなど風邪の症状が出て、重症化すると呼吸困難などで死亡することもある。
- 人から人にうつることはほとんどない。予防接種の効果で日本ではほとんど患者がいない感染症「ジフテリア」に似ており、抗菌薬などで治療が可能。
- 厚労省によると、この感染症で死亡したのは福岡県の60代の女性で、平成28年5月に呼吸困難で救急搬送され3日後に死亡。血液などから菌が検出された。
- 女性は3匹の猫に屋外で餌をやっていたといい、そこからの感染が疑われている。
参考:厚生労働省「コリネバクテリウム・ウルセランスに関するQ&A」
参考:国立感染症研究所「コリネバクテリウム・ウルセランス感染症」
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