人工呼吸、心臓マッサージはOK?感染回避する「コロナ時代の蘇生法」
出典:西日本新聞 – 人工呼吸、心臓マッサージはOK?感染回避する「コロナ時代の蘇生法」
病院外で急に心臓が停止して倒れた人は、全国で年間に約2万5千人(2018年)。公共施設などで自動体外式除細動器(AED)の設置が増え、機器の使い方や救命処置を学ぶ市民向け講習会は、習熟を図る貴重な場だ。新型コロナウイルスの影響で中止になっていた講習会も各地で再開し始めたが、その手法には変化も出ている。感染回避を念頭に置いた“コロナ時代の蘇生法”だ。
- 厚生労働省は5月、「新型コロナウイルス感染症の流行を踏まえた市民による救急蘇生法」の指針を公表。
- すべての心肺停止傷病者に感染疑いがあるものとして対応するよう明示。
- 胸骨圧迫はウイルスなどを含む微粒子を発生させる可能性がある。
- 傷病者の鼻と口にハンカチやタオルなどをかぶせるとの手順を指示。
- 成人の心肺停止では人工呼吸は行わず、胸骨圧迫とAEDによる電気ショックを実施、といった具合に処置についても選別された。
- 迅速さや適切な手順に加え、救助者自身の感染回避が求められる。
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