数週間続くせき―マイコプラズマ肺炎 症状が軽く、集団感染も
出典:時事メディカル – 数週間続くせき―マイコプラズマ肺炎 症状が軽く、集団感染も
マイコプラズマ肺炎は年間を通して見られる病気で、比較的症状が軽く、かかっても動き回れることから「歩く肺炎」と呼ばれている。そのため集団感染や大流行を招いたりする。杏林大学医学部付属病院(東京都三鷹市)呼吸器内科の皿谷健准教授は、「マイコプラズマ肺炎は風邪に症状が似ていますが、市販の風邪薬では良くなりません」と話す。
- マイコプラズマ肺炎は、マイコプラズマという細菌が感染して発症し、肺炎全体の約20%を占める。
- 5~40歳くらいに多く、しばしば幼稚園や小学校などで集団感染を起こしたり、家庭内で感染したりする。
- 「潜伏期間は2~3週間と長く、鼻水や喉の痛みに加え、38度台の熱と乾いたせきが出ます。熱が下がっても頑固なせきが何週間も続きます」と皿谷准教授。
- 主な感染経路は飛沫(ひまつ)で、患者のくしゃみやせきで空気中に飛び出したマイコプラズマを吸い込んで感染。
- 風邪のような症状で自然に治ることが多いが、10%程度が肺炎に進行するという。
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