プール熱(咽頭結膜熱) – 学校で予防すべき感染症シリーズ
プール熱は、発熱、結膜炎、咽頭炎を主症状とする感染症です。 プールを介して流行することが多いのでプール熱ともいわれますが、プールのみで感染するものではなく、飛沫・接触感染します。夏期に多く、幼児から学童に好発します。
プール熱は、学校保健安全法施行規則で第二種の感染症に分類されています。
プール熱の症状
高熱(39〜40℃)、咽頭痛、頭痛、食欲不振などの症状が3〜7日間続きます。 咽頭発赤、頚部・後頭部リンパ節の腫脹と圧痛を認めることもあります。眼の症状としては、結膜充血、流涙、まぶしがる、めやに、耳前リンパ節腫脹などがあります。
プール熱の原因
プール熱の原因は、アデノウィルス。飛沫感染や接触感染のほか、プールで目の結膜から感染することもあります。ウイルス排出は初期数日が最も多くなりますが、その後、数か月排出が続く
こともあります。
プール熱の予防
プール熱を予防するワクチンはありません。飛沫感染、接触感染を防ぐために、手洗い、うがい、プール前後のシャワーの励行など、一般的な予防法が大切です。 プール外でも接触感染がおこる場合が多く、注意が必要です。
登校(園)の基準
プール熱にかかってしまったら、発熱、咽頭炎、結膜炎などの主要症状がなくなった後2日を経過するまで出席停止となります。
[adrotate group=”7″]
[adrotate group=”8″]
Schoowell(スクウェル)に無料会員登録しませんか?
Schoowellでは、健康に関するテーマを毎回設け、テーマに関する重要事項の解説、最新情報などイラストを使用し、わかりやすく解説しています。
Schoowellの登録会員様には、A4サイズのPDFでダウンロードすることもでき掲示板への掲載や生徒へ配布等ご使用できます。 皆様のご登録をお待ちしております。 |