はしかワクチン「子供最優先」厚労省部会
厚生労働省の予防接種に関する部会は16日、関西空港の従業員らに広まったはしか感染をめぐり、ワクチンが不足している医療機関では子供の定期接種を最優先にするべきだとの意見をまとめた。
感染の広がりを受け、一部の医療機関が必要以上の数のワクチンを確保したため、ワクチンが不足している地域があるという。部会長の岡部信彦・川崎市健康安全研究所長は「接種していない成人は、今回の感染が落ち着いてから速やかに受けてほしい」と呼び掛けている。
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厚労省によると、はしかワクチンは2回の接種が必要。全国の2015年度の接種率は1回目96%、2回目93%だった。国立感染症研究所の多屋馨子室長は、きちんと受けていない人に接種を促す対策が必要と指摘。その上で「(関空の感染の広がりは)3次感染は少ない。定期接種により、抑えられているのではないか」との見方を示した。
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