スクウェルがお薦めする「ウィルス不活化装置」V-VALIAのご紹介

この度、スクウェル事務局(株式会社インターテクスト)は、イオンクラスター技術によってウィルスを不活化、また浮遊カビ菌、ホルムアルデヒド、PM2.5の除去に有効で、空気を清潔に保つことに貢献する「ウィルス不活化装置」V-VALIAの販売を開始いたしました。

 これまでスクウェル事務局では、学校における子どものウェルネスを追求し、手洗い推奨をはじめ、感染症についての啓発情報の発信に努めてまいりました。その信頼基盤の上に、科学的なエビデンスを備えた優れた商品を、学校をはじめとしてそれらを必要とする施設にご提供したく存じます。

 新型コロナウィルスによる不安は、多くの学校、団体、企業や個人を苦しめています。スクウェル事務局ではこれらの方々の不安を少しでも取り除き、健康で安心な生活を送れるように、引き続き尽力してまいります。

 こんな方々のために



ストレスに負けない脳を作るカギは「SIRT1」山口大学

 山口大学大学院医学系研究科の渡邉義文教授らの研究グループは、長寿遺伝子産物である酵素「サーチュイン」(SIRT1)が脳で活性化するとストレスを長期間受けてもうつ病になりにくくなる可能性をマウスで確認。米科学誌「Biological Psychiatry」電子版に掲載されました。

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大学ジャーナル

ストレスに負けない脳を作るカギは「SIRT1」山口大学

 人間の脳はストレスを受けても適応できるようになっていますが、ストレスを感じる度合いは人により異なり、また適応できない人もいます。なぜこのような差が出るのか、その原因は分かっていませんが、うつ病など精神疾患の病態を解明し、予防するにはストレスを受けた脳内でどのような変化が起こるのかを知ることが重要となります。

脳の研究

 同研究グループは、これまでにうつ病患者でサーチュイン遺伝子(SIRT1)の発現量が減少することを報告していますが、SIRT1の発現・機能異常とストレス誘発性のうつ病との因果関係はいまだ不明です。今回の研究では、遺伝的背景の異なるBALB/c(BALB)マウスとC57BL/6(B6)マウスにストレスを与えて不安行動を測る試験を行い、それぞれの脳内にどのような違いが見られるか観察しました。その結果、不安・うつ様行動の増加が認められたBALBマウスでは脳内の海馬と呼ばれる部分でSIRT1の量が減少。不安行動の増加が認められなかったB6マウスではSIR1の量にも変化は見られませんでした。薬剤を用いてBALBマウスの海馬でSIRT1を活性化させるとストレスに強くなり、逆にSIRT1の働きを弱めると軽度なストレスでも適応できなくなることも分かりました。

 このSIRT1がストレス反応に必須かどうか確かめるため、BALBマウスの海馬に野生型SIRT1、活性を阻害するDN型SIRT1をそれぞれ過剰発現させた結果、DN型を過剰発現させたマウスでは不安行動の増加が観察された一方で、野生型を過剰発現させたマウスでは不安行動が消え、ストレスに適応するようになりました。これらの結果から、SIRT1 はストレス反応に重要な因子であるといえます。

 今後さらに研究を進めることで、ストレスを受けた脳の全容解明、ならびにうつ病や不安障害の原因解明、さらにはSIRT1を標的とした新たな治療薬の開発に向けた取り組みの推進が望まれています。
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