子供のイライラ・拒食… うつ病のサインのことも
出典:NIKKEI STYLE(日本経済新聞) – 子供のイライラ・拒食… うつ病のサインのことも
イライラしている、ごはんを食べない――。反抗期や思春期と区別が難しい子供のうつ病。子供はうつ病にならないと考えられてきたが、近年の調査から成年とは異なる特徴を持っていることが明らかになってきた。「怠けている」「反抗期だ」と誤って受け止めると、適切な治療を受けられない恐れもある。周囲の大人が早期に異変に気付き、専門の医師の診断を受けることが重要だ。
- 「子供のうつ病は『怠けている』『反抗期だ』と思われやすい」と説明するのは千葉県市川市にある国立国際医療研究センター国府台病院児童精神科の宇佐美政英・診療科長。
- 子供のうつ病は成人と異なる特徴があり、「イライラする」が中心症状だ。ほかの主な症状としては「体重減少」「眠れない・過眠などの睡眠障害」などがあげられる。
- 反抗期との区別が困難なうえ、子供は自分の抱える症状を言葉で適切に表現することが難しい。
- 精神科医でも子供のうつ病を診察した経験のある医師は少なく、児童精神科の専門医の受診が望ましいという。
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