兆候見逃さず受診を 思春期早発症 他の病気潜むことも
出典:時事メディカル – 兆候見逃さず受診を 思春期早発症 他の病気潜むことも
小児から成人に移行する思春期には、性ホルモンの分泌により生殖器や外見的な性差が顕著になる。思春期早発症は、通常よりも早い年齢に思春期が始まってしまう病気で、時には他の病気が原因で発症することもある。東京都立小児総合医療センター(東京都府中市)内分泌・代謝科の長谷川行洋部長は「思春期早発症は、脳腫瘍などの重大な病気が隠れていることもあるので、疑わしい場合は検査が必要です」と話す。
- 女児の思春期は10歳ごろ乳腺の発達から始まり、陰毛の発育や初潮が起こる。
- 男児は11歳ごろに精巣の発達が始まり、陰毛や陰茎が発育し、ひげが生え、声変わりへと進む。
- 思春期早発症は、これらが平均よりもかなり低い年齢で起こる疾患で、女児に多いという。ただし、思春期は個人差の大きい時期でもある。
- 目安として、女児の場合は小学校低学年以前、男児では小学校中学年以前に思春期の兆候が見られたら要注意です。
- 思春期が早い時期に始まると、骨の成熟に拍車が掛かり早期に止まってしまうため、低身長になりやすい。
- また、周囲と自分の体が違うという違和感から、精神的なストレスを感じたり、周囲から嫌がらせを受けたりすることがある。
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