繰り返す嘔吐―アセトン血性嘔吐症 ~大半は自然に治癒~
出典:時事メディカル – 繰り返す嘔吐―アセトン血性嘔吐症 ~大半は自然に治癒(国立成育医療研究センター病院総合診療部 窪田満統括部長)~
かつては自家中毒と呼ばれることもあったアセトン血性嘔吐(おうと)症は、欧米では周期性嘔吐症という病名が付いている。聞き慣れないが、どのような症状なのか、国立成育医療研究センター病院(東京都世田谷区)総合診療部の窪田満統括部長に聞いた。
- アセトン血性嘔吐症は3~7歳ぐらいの子どもに見られる。数時間もしくは数日間、嘔吐を繰り返すのが大きな特徴。
- 噴水のように吐しゃ物を戻したりする。その激しさのため、周囲は重い病気ではないかと心配になる。
- リンゴなどの果物が腐る時の甘酸っぱいような口臭(アセトン臭)は、この病気の特徴の一つ。
- 引き金は心身のストレス、睡眠不足、風邪などと考えられている。
- セトン血性嘔吐症の症状は、ノロウイルス、ロタウイルスなどによる急性胃腸炎と似ている。
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