<徳島県> ITを使い児童見守り 石井町教委、通学路にセンサー設置へ
子どもが被害者となる犯罪が全国で多発する中、石井町教委は7月から、ITを使った登下校時の見守りサービスの実証実験を民間企業と共に始める。通学路にある公共施設などにセンサーを設置し、無線機器「ビーコン」を持った子どもが近くを通ると自動感知して、親のスマートフォンに知らせる仕組み。県内自治体では初めてで、全国でも3例目。
実験は来年3月末まで、町内5小学校に通う1315人のうち、希望者を対象に実施。500円玉サイズのビーコンを、児童の服やランドセルに付けてもらう。ビーコンが発する微弱電波をセンサーやスマホの専用アプリが検知すると、「登校しました」「下校しました」といった位置情報が親のスマホのアプリに送信される。
町教委は各校の校門をはじめ、町役場や公民館、消防署など10カ所以上にセンサーを設置する計画。さらに「見守り人」として一般家庭や商店に協力を求め、ビーコンを検知するアプリをダウンロードしてもらう。チェックポイントを増やし、広範囲に児童を見守れるようにするのが狙い。
システムは、リクルート住まいカンパニー(東京)が開発し、既に埼玉県秩父市と東京・目黒区で実証実験を行った。実際に児童が通過した場所と、スマホに届く位置情報が合致した確率は99%で、時間差も小さかった。
石井町は面積の割に学校や児童数が多く、実証実験に適していることもあり、3例目に選ばれた。6月2日に町教委と同社で協定を結ぶ。町側に予算的な負担はないが、サービス希望者は3カ月目からは有償となる。町教委は6月中に、保護者向け説明会を各校で開く。
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